これから先は個の人間力で差別化するのが大切になるということ

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2017年も半分が過ぎ、一般的には本日7/1から春夏物のセールが開催されます。

と言っても、近年はどこもセール時期をどんどん前倒しにし、

6月に入れば「プレセール」として30%OFF、

7月2週目過ぎには50%OFF~といった感じでしょうか。

 

しかし、年々セールが(昔に比べて)売れなくなっていると

アパレル関係者は口を揃えて言います。

 

「服が売れない時代」なんて言いますが、

少し前までは「セールにならないと売れない時代」だったものが、

「セールになっても売れない時代」になってきています。

 

その背景には、昨今の不景気やファストファッションの台頭などが挙げられますが、

こんな時代だからこそ、売り方がとても重要になってきていると感じます。

 

お客さんは「物」よりも「人」を見ている

これは最近より強く感じ、非常に重要なポイントだと思っています。

お客さんは好きな人から影響を受け、買いたいという気持ちが高まります。

それはテレビに出ている芸能人だったり、ブロガーだったり、販売員だったりです。

  • 好きな人が持ってるから自分も欲しい。
  • 好きな人と同じような格好をして理想に近づきたい。
  • 好きな人がオススメしてるから間違いない。

 

今の人々は好きな人、理想の人と同じような体験をすることに価値を感じていて、

これから先はもっとそうなっていくのではないかと感じます。

 

これだけ服が売れない時代にも関わらず、ZOZOTOWNは凄まじい勢いで売上を伸ばしています。

やはりそれはWEAR(ファッションコーディネートサイト)の影響力が大きいのではないかと。

好きなモデルを見つけて、その着用アイテムまたは似たようなアイテムがすぐに買えるようになっているシステムは、まさに今の時代にフィットしています。

 

好きな人から買うという選択肢

アパレルブランドやメーカーが生き残っていくには、ファストファッションとの差別化をはかっていかなければなりませんが、

差別化に力を入れるべきは、店舗であってもECサイトであっても

アイテムよりも人、つまり販売員の方が大切なのではないでしょうか。

 

物や情報が溢れ、お客さんの選択肢が沢山ある現代だからこそ

『好きな人から買う』という選択肢を持ってもらうことが非常に重要です。

 

お客さんに自分を好きになってもらう方法は、

お客さんのために全力を尽くして働くことです。

自分のため、ましてやお金のために働いていては

決してお客さんとの間に本当に良い関係は結べません。

 

そうして少しずつ絆を深めていって、

「好きだ」という気持ちの対価としてお客さんはお金を支払ってくれるのです。

 

お客さんにとって、自分は『好きな人』でいられているでしょうか。

一度考えてみるといいかもしれません。

 

それでは、また!